グループ全体の会計ガバナンスを強化するため、国境を超えたプロジェクトに奮闘する
2013年入社
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グローバルな会計ガバナンス強化プロジェクトに参画
私は2018年6月から、オール富士フイルムビジネスイノベーション全体の会計ガバナンス強化に携わっています。このプロジェクトの発端は、米国の会計基準の収益認識・リース基準の変更に伴い、当社グループの会計ルール及び業務プロセスも見直す必要が出てきたこと。私のミッションは、新しい会計基準に則ったグループ共通の会計ルールと業務プロセスをメンバーと共に構築し、これを主にアジア・オセアニア地域にある二十数社の販売子会社に展開・運用することです。統一された会計ルールを正しく運用することは、会社の業績にまつわる数値の信頼性を確保する上で不可欠なことであると同時に、各子会社の経理はもちろん、営業や購買といった各部署の業務プロセスを明確化・効率化することにも役立ちます。この仕事の最も難しいところは、言語はもちろん価値観や商習慣の異なる海外のスタッフとのコミュニケーションをいかに取るか。英語を使って海外の拠点とWeb会議をすることは簡単ではありませんが、事前に丁寧に準備をし、適切に意見を共有することに成功したときには、大きな達成感を感じます。
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ターニングポイントとなった、初めての出張
私が国際的な仕事に関心を持つきっかけとなったのが、2017年に初めて任された2か月にわたる海外出張です。そのときの私のミッションは、現地の会計状況をチェックし、課題を抽出することでした。当時の私は会計の知識には自信があったものの、英語に不慣れな上、現地の会計処理の知識も乏しい状態でした。しかも現地に日本人スタッフはほとんどいません。そのため最初はうまくコミュニケーションが取れず、現地の業務を理解することもできず苦労しました。しかし、使う言語が違っても会計で使う「数字」は万国共通です。私は図を書いて説明するなどして英語力の不足を補い、少しずつ現地の会計業務をひもとき、何とか業務を遂行することができました。私がこの出張を通じて気づいたのは、自分の経理としての知識や能力を発揮することで、海外拠点の経理課題を解決できる場があるのだということ。また、日本とは全く違う仕事の進め方や生活スタイルもすべてが新鮮で、「いつか海外拠点に赴任して働いてみたい」と考えるようになりました。
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海外拠点で経験を積み、国境を超えて活躍できるリーダーへ
私が経理職を志望した理由は、企業の経営情報にアクセスし、企業のビジネスや経営を深く理解したいと考えたことです。複合機を使って優れたビジネスモデルをグローバルに展開する富士フイルムビジネスイノベーションで、経理としての経験を積みたいと考え、入社を決めました。実際に富士フイルムビジネスイノベーション経理部に入ってみてわかったのは、この会社が想像以上に年齢や社歴に関係なく社員にチャレンジをさせてくれるということ。私も入社してから6年ほどですが、全社予算管理や業績管理、M&A、国内決算業務、そして現在の海外子会社のガバナンス強化など、多岐にわたる業務に携わらせていただきました。次の私の目標は、海外のグループ会社で働くことです。現地のメンバーと働きながら経理のスペシャリストとしてさらに成長し、国境を超えた複雑な問題を解決できるリーダーになりたいです。今はまだ異文化コミュニケーションの能力が十分とは言えない状態ですが、日々の業務の中でスキルアップし、他者を巻き込みながら目の前の課題を解決し続けることで、少しずつ目標に近づいていけると信じています。
ある一日の流れ
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出社
メール・スケジュール確認 -
海外子会社と
Web会議 -
昼休憩
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監査法人と
打合せ -
データ整理/
資料作成 -
退社