お客様の業務プロセスから見直すコンサルティング
すべては「真の働き方改革」のために

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社

2005年入社

  1. 業務プロセスの見直しからシステム導入まで、一貫して提案

    私が所属するSWI事業本部のミッションは、部署名が示す通りお客様のSmart Work Innovationを推進すること。フィールドSEである私の役割は、お客様の働き方改革に向けたコンサルティング全般となります。コンサルティング業務は、まずはお客様から現状の経営課題、業務課題を丁寧にヒアリングするところから始まります。売上・利益を確保しつつ業務を効率化し、従業員の労務環境を適正化するためには、業務のどの部分を見直し、どう改善していけばよいのか。そういったことを、お客様からお聞きした情報を元に考え提案するのです。富士フイルムビジネスイノベーションの特長は、一般のシステムベンダーと違い、複合機による出力やスキャンを含む、業務全体におけるドキュメントの動きに精通していること。そのため、私たちSEもITシステムだけではなく、業務プロセスそのものを変える提案ができます。私が仕事において大切にしているのは、常にお客様の立場に立ち、いわばお客様の一員となってコンサルティングに取り組むこと。働き方改革には、お客様の協力が欠かせません。そのためにはまず、私がお客様に信頼されることが大切だと考えています。

  2. 初めての業務コンサルティングで、抜本的な働き方改革に成功

    かつて私の主な業務はシステム構築でしたが、2012年ごろに「もっと上流工程から案件に参画し、お客様の真の課題解決に貢献したい」と志願し、それ以来現在の業務に携わっています。今も最も印象に残っているのは、最初のコンサルティング案件のこと。ある商社様の受発注業務の改革に携わりました。私たちはまず業務プロセスを可視化すると共に、数回のワークショップから現場の生の声を抽出し、課題整理を実施しました。その結果、業務の大半は電話と手書きのメモで行われており、業務効率が上がらず残業や休日出勤が減らない状況であることが判明しました。そこで私たちはこの状況を改善するため、ドキュメントの動きを軸に業務全体を見直し、具体的にどの部分を変えれば良いのかを検討。最終的に提案したのは、システム導入だけでなく、業務プロセスや従業員の意識向上も含めた全体最適化でした。ところが、多くの従業員は従来のやり方を変えることを嫌い、プロジェクトは難航しました。私はお客様の担当者の方と粘り強く現場の皆様へのご理解を求め続け、最終的に新しい業務プロセス導入に成功したのです。導入後しばらくして業務改善は効果を発揮し、休日出勤はなくなり週に2回のノー残業デーも実現。「もう紙を使った仕事には戻れないね」と従業員の皆様も喜んでくださいましたし、さらに次工程の案件も受注することができました。分からないことも多く、先輩の指導を日々受けながらどうにか乗り越えた仕事でしたが、初めて業務改善に成功した嬉しさは今も忘れることができません。

  3. 先端技術を駆使したコンサルティングで、働き方はもっと変わる

    今後の私の目標は、業務コンサルティングにおいて新たな領域にチャレンジすること。富士フイルムビジネスイノベーションでは、従来の紙のドキュメントを電子データと組み合わせて効果的に活用する「ドキュメントコンサルティング」という専門性の高いサービスを手掛けています。これを私たちの業務コンサルティングと組み合わせ、今までにない働き方改革も可能になると考えています。さらに私が最近注目しているのが、製造現場におけるプロセス改革。工場などでは日々大量のチェックシートや帳票が生まれていますが、十分活用されないまま蓄積されています。これらのビッグデータを、富士フイルムビジネスイノベーション独自のAIを使い分析し、自社のものづくり現場から得た改善事例を組合せた言行一致提案により、お客様の製造現場の稼働率や品質の向上に役立てることができます。私は業務コンサルティングの領域拡大を進めるため、部門や職種を越えて、同じ志を持った仲間で業務コンサルティング事例の情報共有をし、時には互いのスキルを掛け合わせ新領域の案件に取り組むといった活動も行っています。いつかは富士フイルムビジネスイノベーションの業務コンサルティングがSWI事業の拡大を牽引する存在となり、世の中の働き方を大きく変えていく。そんな未来を、私は目指しています。

ある一日の流れ

  • 出社
    お客様との
    定例ワーキング

  • 昼休憩

  • 社内タスク活動
    MTG

  • 担当案件に関する社内打合せ

  • 担当案件関連資料
    作成

  • 退社